震災・災害シンポジウム2022第9回 新潟県中越大震災シンポジウム ~災害支援と市民社会保護~
- 会期
- 2023年2月11日土・祝
- 会場
- 完全web開催
- 主催
- エコノミークラス症候群予防・検診支援会
多くの方にご参加いただき、盛会裏に無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、開催に際しご協力いただきました皆様に深く御礼申し上げます。
震災・災害シンポジウム2022
第9回 新潟県中越大震災シンポジウム~災害支援と市民社会保護~
新型コロナウィルス禍は想像を超えて2年以上経過しても未だ収束が見えていません。またウィルス変異や発展途上国でのワクチン摂取率低迷そして動物への感染による変異などにより感染収束が世界的に達成されるには数年以上かかる可能性があります。これはしばらく以前のマスク無し生活に戻れないことを意味しています。また残念ながら感染拡大予防するには人流を減らす他に有効な手立てなく、災害発生時に他県からの支援が難しい状況は今後も続くと考えられます。
しかしこれは災害対策を見直す好機であると思われます。今後は各県が独立して支援できる体制を作らなければなりません。支援物資を各県で分散備蓄して備える。災害職能支援ボランティアと派遣システムを県単位で育成する。そして市町村間で差が無いように避難所運営を標準化するなどが必要です。もちろん避難所運営はトイレ、キッチン(調理場)、ベッドが完備できるようにします。そのためには大量の備蓄が必要ですが、必ずしも大規模倉庫が必要なわけでなく既存の施設を使う知恵が必要です。少子高齢化で人口が減り使われていない施設が増えています。これらを有効活用して備蓄することも考える必要があります。避難生活環境が整えばエコノミークラス症候群など災害関連病は減少します。このような知恵を考えるシンポジウムにしたいと思います。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
榛沢和彦
エコノミークラス症候群予防・検診支援会 会長
新潟大学医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座 特任教授
2023年2月11日(土・祝)
完全web開催